兄目線でアニメ
 
アニメに対する、視点、論点、あと,メイドさんとか、自作PCとか、鉄道とか酒とかな話。
 



2007年5月を表示

それでも二人は笑ってる。

ちょっと今日は番外編。いつもというか、この頃のこのブログの傾向どう思うよ?

「しらない、」

そもそも、このブログはアニメ好きで自作PC好きで、メイド好きな人たちのためのブログなわけで、今はちょっと片道にそれているのかもしれない。

片道?どんな片道なんだろうか?往復切符はもう売り切れてるのかもしれない。

「はいはい、もうそんな話はいいから、」

そういえば、このブログに出てくるメイドさんって、もっとこう。

「ご主人様、大好きですぅ!」とか「エッチするですぅ。」とかもっとそういう頭のわるい感じでないといけないと思うんだけど、

「バカいわないで。」

はあ、まあ、ていうか、このブログ、結構多くの人が見てくれてるみたいだけど、どんな人が見てんだろ?アクセス解析とかしてないから解んないけど、まあ、見てくれてる人ありがとう。

それはそれとして、みなさんさぁ、見てくれるのは嬉しいけど、何か感想とか書いてくれない?何となく張り合いが無くて。

まあ、でも、僕の文章は僕の為に書いている部分が大きいから、別に大丈夫といえば大丈夫かもしれないけど、まあ、何か書いてくれると嬉しいかも。

でも、結局、そういうの書くの面倒だから、SNS、ミクシーとかあるけどやってないわけで、だから、馴れ合いしたいなら、そっちの方がいいかもしれないけど、ここは普通にブログを見たい人のためのブログっていう側面というか、主旨があるわけだから、わざとコメントを書かないというのも当然ありな訳で・・・

でも、何か書いてくれると、ヒントに成ってもっといいものがかける気がする。

だいたい名言ってのは会話の中で自然と生まれるものだから。



5月10日(木)21:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理

これが、話というものだ!

僕はハングリー精神に満ちていると思う。才能が有るか無いかは別として、僕のハングリー精神は凄いと思う、自画自賛してしまう。

でも、これは単なるハングリー精神とは違う。だって僕は金持ちじゃないけど、貧乏でもない。

「じゃあ、なんなの?」

心のハングリー精神。僕はお世辞にも元々心が裕福とはいえない、人見知りで、中々打ち解けられないし、そもそも大勢で居るのが面白くない、キャラも変わっているというか、変態だから、なかなか理解もされない。

ほっといたら、本当に一人になってしまう。孤独が僕にとって暗い崖か、明るい丘かは解らないけど、きっと油断したら一人になってしまう。

そして、一人になんかなったら、もっと心が貧乏になってしまうという感覚が、リンリン鳴ってる。

だから、僕は、これ以上貧乏になるのが怖くて、もがいてしまう、どっちに行けばいいか解らないこともあったけど、今は書けば何か良くなるんじゃないかと思うのだ、書くことが何か心を貧乏にする、貧乏神に立ち向かう武器になる気がするんだ。

きっと、この気持ちは多くの小説家や詩人に共通するんじゃないかと、ちょっと思ったりもする。

彼等に変人やエキセントリックな人が多いように見えるのは、彼等の才能が外に現れてそういうように見えるのではなくて、元々彼等はそういう性格で誤解されたり、孤独に苦しんだり、迷ったり、そういう心の貧乏神的な物から逃れたくて必死に努力している結果、彼等のような人々が物書きとして成功しているからなのかもしれない。

だから、僕は怖いのだ、もし僕がメイドさんと幸せになってしまったら、もう書けなくなる。それは親友と別れるのと同じような気分だ。

「大丈夫、それは無い。」

そう、ここは安全だ、世界の何処より安全な僕らの家だ。



5月9日(水)21:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理

古くなってく、

十の位が二に成って、何度目かの誕生日、僕らはケーキを箸で突付きながら、ウイスキーを飲んでいる。きっと来年の誕生日をこのメンバーで迎える事は無いなと僕には何となく確信がある。

「ハッピーバースデー、といっても、もう年取るのが嬉しい歳じゃないか、」

それはそうだ、もう僕らは歳をとることで大きくなる事は無い。僕らはもう古くなる一方。

二十歳のときまだまだ自分は若いと感じた。けれどもそれから、一年ごとに僕は少しづつ老いて少しづつ疲れていった。

でもその代わりに、「生き方」みたいなもの覚えて、年を取るたび僕は利口に生きられるようになった。

だから、僕は歳をとることを辛いとは思わない。そう大した感慨なんて無い、でも、ただ淋しかった。

昔仲の良かった友人と疎遠になってしまったような感覚かもしれない。

そしてこれからも歳をとるたび、僕は利口に成って淋しがり屋になってゆく。それは目の前でウイスキーを飲んでいる彼女もきっと同じ。

「誕生日プレゼント!アイラのモルト。」

うれしい、プレゼントと言うからてっきり抱かせてくれるのかと思ったよ。

「何か、作ろうか?」

子作りじゃなくて?

「ソーセージでもやきましょ。」



5月8日(火)20:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理

食卓。

大体、結婚って女性のものだと思う。結婚がテーマの小説は殆ど女性が書いたり主役だし、マリッジブルーも女性の物だし、結婚式だってしたいと思うのは女性の方でしょ。

だから、男の目線から結婚とか考えるとどうなるかなって?

「ははは、彼女も居ないのにそんな事考えてるの、笑っていいですか?」

笑ってもいいよ。でも君はどう思う?

「日本のさ、結婚って打算的だから駄目。家事してもらおうとか、旦那の給料で暮らしたいとか、老後見て欲しいとか、そういうふうに楽出来ると思って結婚するから、楽できないといやん成っちゃって、相手の事も好きでなくなったりするんだと思う。」

そうかもなと僕。みんな小さい頃は、誰でも出来ると思っている結婚、確かに結婚の内実は誰にでも出来るような事だと思う。

でも、結婚にまで至る道は、結構な難易度だ。まず好きな人を探して、その好きな人に他に好きな人が居ないか、既婚かどうか調べたり、その人が、自分のことが好きか訊いてみたり、両想いだと解っても、デートという面接を繰り返して、それが上手くいったら、最終面接、相手の親に会って挨拶しないとならない。結婚って就職活動に似ている。

ちゃんと就職活動しないと、いざ入社してから、その会社と自分がミスマッチだと気づいて、嫌な思いしたり、直ぐ辞めたくなったり。

「男性的な考えだな。」

そりゃそうだろう。僕は男だから、仕方ないさ。「仕方ないんだ?」と何か諦めたようにメイドさん。

「でも、そうかもしれない。日本的な結婚って、就職活動そのものかも、だって昔の農家の嫁なんて、相手の家の労働力兼、子作り担当主任みたいなものだもの。愛なんて二次的なものかもしれない。」

愛か・・・愛ってなんだろ?恋はした事あるから解るけど、愛は良くわからない。恋の進化系が愛なのか?よく恋は自分本位のもので、愛は相手本位のものだと言うけど、そんな工場で大量生産されたような、安っぽい理由でいいのかな?

「愛と恋の話は前にしたじゃないですか、それに、私たちはそういうこと語り合う関係じゃないな。今夜の夕飯は何にします?」

今夜の夕飯か、冷蔵庫にあるものでいいよ。

「じゃあ、ビール?」

それでもいいよ。「馬鹿みたい。」僕らは二人そろって久しぶりに笑った。



5月7日(月)14:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理

休日の風景

お昼は、メイドさんと焼肉を食べに行く。ビールとサワーのタダ券のある焼肉屋に。昼間から飲むのは僕らにとっては結構普通の事だ。

僕は飲酒運転をした事が発覚したら、大変なことになる職業だから、僕らは其処に歩いていく。徒歩で十五分位だろうか。

連休も最終日、店内に客は疎らだ。その殆どが子供ずれの夫婦だ。僕らは、豚バラの五百円のランチ二人前と鶏肉のプレートと、そしてビールとサワーのタダ券で、アルコール飲料を四本頼んだ。

周りの家族は子供を囲んで、楽しそうに焼肉を焼いている。そんな中、二人きりの僕らはまるで出来損ないの大人みたいだ。

お待たせしました。と店員が、ビールとサワーを各二本運んできた。僕らは直ぐにビールに口をつける。

昔見た、ドラマの台詞だけど、一緒に焼肉を食べに行くカップルってもう一線を越えてるらしいよ。

「私たちはカップルじゃないし。」最もな話だ。隣に座った家族の女の子が、こちらに振り向いてニコニコ笑って手を振った。

三歳児くらいだから、何があっても楽しいのだろう。「子供好きなの?」

好きさ、産んでくれる?

「何が?」

さあ?

僕は一昨年、急性腸炎で倒れて救急車で運ばれた事がある。言葉にならないほどの下腹部の痛み。きっと、出産はこんなもんじゃない!

そうか、男が子供を埋めない理由が始めて解った。男は出産の痛みに耐えられるように出来ては居ないのだ。

そして、その痛みを知らないから、大好きな女性に自分の子供を産ませるようなマネが出来るのだ。

そう、加害者という認識の無い加害者は、加害者にもなり得ないのだ。

でも、全ての母親が被害者だとすれば・・・どっちにしろ、妊娠中は酒が飲めないからそれは不便だ。

サワーを舐めていると、残りの注文の品も程なくテーブルに運ばれる。メイドさんは上手に鶏肉と豚バラを網に乗せて、僕らはそれを眺めながら、スープを啜る。

肉と米とキムチとビールの配分を考えながら僕らはそれらを胃に流し込む。僕らは常連だからこういうのは慣れている、会計まで一括りで、もうプログラム化されているのだ。

徒歩の帰り道は丁度いい酔い覚ましになる。僕はあまり酔っていないから、メイドさんに何も話しかけたり出来なかった。メイドさんもあまり酔っていないから、僕に話しかけてきてくれない。



5月6日(日)14:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理


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