大人しいニュース |
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| 最近のニュースにはコメンテイターという人々が寄生して、何やらニュースに対して自分の意見を言っている。
それだけならまだしも、今時のニュースキャスターは、そういった寄生虫に感化されて、自分たちも評論家気取り、そうしてニュースは只のショービジネスに成り下がってしまった。
世田谷で子供が車に轢かれました・・・悲しい事件です、子供の母親の気持ちを考えるとやり切れません、国はもっと制度を整えるべきなのです!
農政大臣の政治献金横領発覚・・・ねぜ、国民の代表であるべき彼等が、このような非道徳的な犯罪に手を染めてしまうのでしょう、国民はもっと目を光らせるべきです!
東南アジア、レイテ島で大地震、死傷者、行方不明者多数・・・何と痛ましい事件でしょう、この番組では、この災害に対する寄付金を募集しています、以下の電話番号に。
彼等は、そうやって、忙しい僕らの代わりに、ニュースごとに、ご丁寧感想を並べ立ててくれる。
「あの人たちは、あんまり馴れ馴れしくて、なんだか画面の向こうから髪を撫でられてるみたい、気分悪い。」
ニュースの本質は解ることで、感じさせられる事じゃないのに、彼等は、僕らが幼稚園生とでも思っているのだろうか?
僕らは大人で、ニュースの内容さえ教えてくれさえすれば、ちゃんと感想ぐらい自分で考えられるのに、彼等はそれさえ許してくれない、テレビの所有権は僕のものなのに、
「いつの間にか盗られてる。」
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4月30日(月)22:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理
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なんかとか、なんか。 |
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| 見えないものは無いのと同じなんてさって話。
「見えないとあるのか無いのかわったもんじゃない」
そう、だからスカートを履いている君が、パンツを履いているかどうかなんて解らないし、解らない以上、履いていないのも同じさ。
そう、君は服を着れば着るほど裸って事だ、精神の露出狂、姦通を願ってやまない色情狂さ!
そう言うと、メイドさんは、何も言わずに・・・
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4月29日(日)23:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理
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ジャパニーズシュールレアリスト |
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| 問題は目が覚めないということ、夢からの目覚めの方法は意外と簡単で、そう夢の中で落下すれば・・・落下の夢は目覚めに続いているのだと阿部公房先生も言っていたっけ。
でも、近くにはあの、人を惑わせる公衆便所だけ、そうだ、セクシャルなの夢も又、目覚めに繋がっているんじゃないだろうか?
セクシャルな夢・・・異性と抱き合おうとした瞬間、おわずけとばかりに目が覚めるのだ。では、メイドさんの誘いに乗ってみるのも悪くない。
しかし、仮に目が覚めなかったら・・・あの寝覚めの悪い夢精という奴はごめんだね。
僕は、考え込んだ。考え込んでいるうちに夜が明けて、会社に行く時間だ、今日からまた研修先が変わる。嫌に忙しい店だ。屋台まで出して、今日は祭りか?
「いや、ご主人様の誕生日ですよ今日は・・・ああ、お腹空きましたね、お昼ご飯買ってきてよ。」
近くのスーパーのつくねハンバーグ餡かけ弁当は最高だ。
そのスーパーの店員の一人は何かの事故か、先天性の障害か、体が肩の上しか無いのだ。よく生命活動を続けていられるもんだ、あのやたら大きな卵型のヘルメットに味噌があるのだろう。
そんな彼が、何と今日は自転車に乗るという、物珍しさにマスコミや野次馬が集まる。そうか、だから店も忙しかったのか。屋台も出るわけだ。
彼は自転車(ただし三輪)のサドルに縛り付けられて、口にハンドルから伸びた棒を咥えさせられる。これで操作は出来るだろう、しかし彼には胴体どころか足が無いこれじゃペダルが漕げすに進むことも出来ないだろう。
すると、ぼろきれで作った縫いぐるみようなロバが現れて自転車に括り付けられる。ゆっくりと車輪は動き出した。
無感動な大衆の善意の拍手が響き渡る。これだけ人が多くては、もう弁当は売り切れてしまったかもしれない。
それにしても、素晴らしい光景じゃないか!これがシュールレアリズムと言わずして・・・
「やっぱり、ダダイズムから離れる事で初めて、シュールレアリズムは、新しい次元にいけるのかもしれない、そういう意味で日本のシュールレアリスト達は、思想が無い分、優秀ですよ。思想が技法を発展させてるんじゃなくて、技法が技法を進展させてゆく。」
そうだ、だから、阿部公房も村上春樹も、あと不条理コミックはフランスで大人気なんだな。
ノーベル賞の賞金はいくらだったっけ?
それにしても、まだ目が覚めない。そろそろ旅を終わりにさせたいのに、どうすればいいと思う?
「そんなこと、言ってないで、お客さんが沢山なんだから!」メイドさんはそう言う、そう言われても、今、僕の手の中にある商品にはバーコードがついていない、これじゃ、レジを打ちたくともどうしようもないじゃないか。
僕は、まごついた。日はまだ暮れてくれそうも無いのに、電車の発車時刻だけは刻々と迫っているのだ。
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4月28日(土)10:47 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理
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スナップ写真 |
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| 今日の夢の話。
寝るときは大抵、メイドさんに添い寝をさせている。こういうふうに日々気温が変わりやすい季節は、誤って厚すぎる布団をかけていると、二人とも朝方には汗でびっしょりだ。
その日、僕は初老の叔父さん・・・叔父さんといっても、親戚関係の叔父では無く、一般的な代名詞としての叔父さん・・・と、ある郊外のカフェバーに訪れる。そのカフェバーには、当然マスターが居て僕は小粋なカクテルを頼んだが、叔父さんはマスターに何やら頼み込んでいる、マスター・・・無論男・・・は、しぶしぶ何かを承諾し、いつの間にか、周りを何処から沸いたのか、雑誌社の連中が、メモ帳とカメラを掲げている。
ここまでは、いささか物珍しいだけの風景、しかしその次の瞬間、マスターが叔父さんのズボンのファスナーを下ろした事で、自体は狂気を帯びたものに成る。
叔父さんの生殖器は既に勃起していた、マスターはそれを加えると、苦しそうに、喉の奥まで棒を出し入れする。叔父さんは数分と持たなかった。
気分が悪くなる。マスコミ達は無感動に記録を続けている。
僕はいたたまれなくなって、車に一人で乗り込む、しかし何故か、助手席にはメイドさんが居る。そのまま車は山に向かう。
休暇の後、僕は会社の営業研修に赴く、休暇の疲れが出たのか、少々寝坊して急ぎ足。地下鉄に乗る前に服装を確かめる。
すると奇妙な事に、コートの下は、白と黒の逆転したエプロンドレスだった。これは困った事だ。急いで黒いフリル付きのエプロンを脱ぐと下は白いワイシャツだ。これなら違和感は無いが、ネクタイが無くては営業にならない。
僕はショッピングモールの中でネクタイを探す。しかし見つからないため、布を買ってミシンをかける羽目になる。もう午後二時だ、僕は半べそで、会社に電話する。完全に遅刻。冷や汗が噴出す。
布団の中で、二人とも汗ばんでいた。気温と布団があつすぎたのだ。メイドさんが湿ったパジャマを脱ぎ始める。僕はメイドさんの背中にもたれて、自分も服を脱ぎ始めた。
また汗をかきそうだ。
その後も、会社で、労働の汗をかく。汗は体臭となって、僕を不快にさせたが、そうこうしている内に、終業時間。
業務が終わればメイド狩り!
業務が終わればメイド狩り!
駅前のスピーカたちは、何が楽しいのか、愉快そうに歌っている。
この街ではメイド狩りが夕方以降行われるらしい。始めは大人の玩具屋でしか捕獲用の道具は買えなかったが、メイド狩りが一般化するにつれて、今は少し大きめの雑貨屋やホームセンターでも、道具は買えるのだ。
なにせ、この街はメイドだらけだ。メイドさんは一年中発情している上、知識が足りないので、増えてしまうのも当然だ。
メイドさんたちは昼間、道を丁寧に箒がけしている。それは何と、献身的な絵か、しかし街が夜に染まれば、メイドさんたちに行くあては無い。流浪の民は、時に野良犬や野良猫以上に嫌悪されるのだ。
大きな網と棒、僕も同じサラリーマン連中に混じって、灰色の背広を着たまま、メイド狩りに勤しむ。メイドを捕まえたら、通勤列車という奴隷船にメイドさんを詰め込んでいく、目的地は何処だったか?
そんなわけで、通勤列車はメイドさんでいっぱいだ。僕らの入る余地は無い。これでは帰れないじゃないか、僕はあてもなしに歩き始める。公園の公衆便所の窓から白い手が覗きヒラヒラとゆれる。
ああ、呼んでいるんだなと思う。中にはメイドさんが居るに違いない、どうせ自分のベットに帰れないのなら、メイドさんと一夜を明かすのも悪くない。
そして僕は、永延と裏切りの行為に耽るのだ。悲しい事に、まだまだ目は覚めてくれそうに無い。
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4月26日(木)22:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理
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放送 |
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| 朝、奴隷船ならぬ、通勤電車に乗る時のアナウンス「車内は非常に込んでおります、三号車、四号車にグリーン車が接続されています。グリーン車が空いております、グリーン車が空いております」
グリーン車に乗れば人権が保障される。グリーン車があるために、他の車両が込むのだ。
でも、よく考えてみな、この世の中、どんな場所でも人権が保障されるためには、追加料金が必要なものなんだ。
ちゃんとした物を食べるためにも、ちゃんとした家に住むためにも、ちゃんとした服を着るにも、追加料金が必要なんだ。
「じゃあ、追加料金お願いします。」メイドさんは、そう言って、服を脱ごうとはしないのだ。
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4月25日(水)21:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | シュールレアリズム | 管理
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