兄目線でアニメ
 
アニメに対する、視点、論点、あと,メイドさんとか、自作PCとか、鉄道とか酒とかな話。
 



2007年12月を表示

魔女狩りの季節2

今年も、もうわずかですね。この前の続きです。




こんな話をすると、暑さで頭がおかしくなったのかと思われるかもしれないが(そうでなくとも、僕は多かれ少なかれ、周囲の人間に変わり者と思われているらしいが)そう考えれば全ては自然に辻褄が合うのだからしかたがない。例えば世界が平面から球状に成ったのだって、外輪山に繁殖力の強力なメイドさん達が住むようになり、爆発的に人口を増やしてしまったため、その人口を維持するために資源を求め山を削り、山がなくなってもなお、資源が足らないで地面を削り続けた挙句にこの世界は平面からまるで彫刻を作るように、立体的な球体になってしまったと考えれば、全ての説明は付いてしまう。

そうさ、それくらいにあの頃メイドさんは増えてしまった。だから教会も王様も民衆たちもメイドさんを減らさなければ、このままでは世界は削られ続けてなくなってしまうと考えたのだ。でも、メイドさんといっても、彼女等の外見は人間そっくりだからね、殺すのは倫理的にも気分的にもあまりいいもんじゃない。
だから、もっと殺してもいいものに、彼女たちを摩り替えなきゃならなかったんだ。そしてそれが「魔女」だった。今でこそ魔女は「魔女っ子」なんて言われて人気者だけれど、昔はそんなのいなかったから、魔女なんて鬼畜生と同じようなものだとされていた。本当に害虫を駆除するのと同じように、人々はメイドさんたちを捕まえて殺していった。でもその頃の人々にとってそれは世界を救うために必要な行為だったのだ。

でも、今考えるとやっぱり「魔女狩り」なんてもったいない話だ。僕なら世界なんかより絶対にメイドさんを取るだろうな。まあ僕はあの頃まだ生まれてなかったからどうしようもないのだけれど。

不意に前を歩っていたKの足が止まる。砂浜に続くコンクリートの橋は終わり、この先からは地面は砂だけになる。「まだ、この季節なら、あの向こうに外輪山があるはずなんだ。」彼は悔しそうに水平線の向こうを凝視している。
「そんなわけないでしょ、Kさん。もうそんな季節終わってるよ。」Sは呆れたようにその場にしゃがみ込む。

そうか、もう終わったことなのか。じゃあ、僕らは何を救うためここまで来たんだろう。いやもちろん僕は魔女狩りからメイドさん達を逃がすためここまで来たんだ。そのために陽動用にロケット花火と打ち上げ花火を持ってきたというのに、この浜辺は花火禁止って言うじゃないか、どうするんだよ。

「もう、どうしようも無いよ。」Sは機嫌悪そうに振り返り、今来た道を戻り始める。Kもしぶしぶそれに続いてゆく。ああ、彼等は本当に世界を救おうとしてたんだな、僕だけはただ私欲に従って、世界を救うためってカッコつけてメイドさんを保護にきただけなのに、彼等は本当に・・・でも遅かったんだな、駅前で蕎麦を食べなければ間に合ったかもしれないのに、本当に夏という季節は過ぎるのが早いものだ。
 入道雲と青空のコントラストをバックに、とぼとぼと歩きだした二人の友人の痩せた背中を見つめながら僕は何となくそんなことを考えた。

 「おい、お前ら、どうしたんだよ!」
 駅に向かおうと歩く出して直ぐだった、すっかり忘れていたけれど、待ち合わせしていた先輩が、今頃浜辺に到着し、ションボリしながら歩いている僕らを呼びかけたのだ。
 
 「ああ、先輩。遅かったですね、もう終わっちゃってよ、収穫ゼロです。」Kが元気なく先輩に答える。すると先輩は、興奮した様子で「終わってなんかねえだろ、これからが本番だぞ。」と缶ビールの沢山入った駅前のコンビニの袋を掲げた。

 海岸は火気厳禁だがアルコール厳禁では無いらしい。そういうわけで、僕らは海岸で飲み会を開始した。



12月30日(日)17:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | メイドさん | 管理

魔女狩り1

中世の話だけれど、あの頃は魔女狩りってのがあった。そういうのは今でこそ、単なる女性の虐殺だって言われて、本当は魔女なんて居ないなんて言われるけれど、あの頃の人にとっては、あれは本当に魔女だったんだと思う。

 彼女たちが魔女だと勘違いされた原因は色々あるらしい。例えば地球の形が変わってしまった事件。あの頃はまだ僕も学生だった。

 
 「何十日も海を船で渡ると、そこには外輪山ってのがあるんだよ。」Kはそう言った。それはまだ世界が球体じゃなく平面で、太陽が地球の周りを回っていたような季節。そんな季節に僕らは浦安の海浜公園に行くために新木場から京葉線に乗り込んだ。

 車内から覗く夏の海の表面は、偽物みたいにギラギラの太陽に照らされているせいか砕けたガラスみたいに乱反射を繰り返している。「いや、本当に砕け始めてるんだ。」友人のSは、噛みすぎて味のなくなったガムをウンザリしながら噛み続けているといった調子で言った。
 確かに砕け始めてる。ニュースでは言ってないけれど、それは本当に起こっていることなのだ。そしてだからこそ、僕らは海に向けて移動している。

臨海公園の最寄の駅で降りた時には太陽も丁度頭の上にまで来ていたから、ガード下の蕎麦屋で昼を取ることにした。涼しい店内で冷えたざる蕎麦を食べ、熱気に満ちた屋外に繰り出すと、温度差のせいか何時にもまして疲労が溜まるような気がする。

僕らの目的地は公園の敷地の最も南端に位置する人工の砂浜だ。駅からは五百メートル以上あるから結構遠く感じる。中ほどまで進むと道は二股に分かれ、片方は大観覧車に続いている。あれは世界的にも一、二を争うほどの規模のものらしいから、冬の天気のよい日なら、もしかしたら世界の果てというやつを拝めるかもしれない。

しかし、僕らの目的地はそこではない、僕らがもう片方の道に入りしばらくすると、間も無く海が見えてくる。「あそこから本当に外輪山なんか見えるのかねぇ。」Kは暑さでひいひい言いながら、ぼやいている。僕は外輪山が見たいなら観覧車に乗った方が懸命なのではと提案しようかと思ったが、どの道空気の澄んでいない、こんな灼熱の季節に水平線の向こうまで見渡そうなんて無茶な話なのだ。

そうだ、出来ないって解ってるんだ。でも僕らは来てしまった。来ないわけにはいかなかった。それもきっとこの季節のせいに違いないのだ。

目の前に広がる東京湾の向こう側には予想通り、地図上から確認できる埋立地やら橋やら半島しか見つけることは出来ない。でも、そのもっともっと向こうには外輪山、つまり世界の果てを囲んでいる山脈があるとKはいうのだ。
 
仮にそれが真実として、その世界の果ての境界をなす外輪山には一体何があるというのだろうか。友人の二人には黙っているが、僕の考察では、その山間部には多くのメイドさんが暮らしているはずなのだ。



12月26日(水)14:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | メイドさん | 管理

経済学、哲学、愛

マルクスはメイドさんに子供を産ませてます!


12月20日(木)16:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | 社会 | 管理

ちょっと驚く!

はい、最近の感想いこうかな。

僕は、22までソフトクリームとアイスクリームは同じモンだと思っていました。

今日、我が家にスチームオーブンのヘルシオがやって来ました。

何だか最近、転勤ばかりしてるような気がする。

efを見てたら急に青姦でビックリした。

こどものじかんが痛々しい、げんしけんが白々しい。

パソコンのサウンドカード、クリエイティブメディアのはやっぱすごいなぁ。

東京で仕事してるので、千葉に帰ってきた時の寒さに驚く、マジで5℃は違いそうだ。

メイドさんが居ない。

すき家のメガ盛牛丼は、ご飯より肉の方が多い。

やっぱり徹夜はキツイ。

先日、信号待ちしてる間に、立ったまま寝てしまってビックリした。

年末はやっぱり忙しいなと思う。

うん、ホントに忙しい。忙しいったら、忙しいのよね。



12月17日(月)18:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | メイドさん | 管理

おひさしぶりね。

お久しぶりですね、萌兄です。

最近、仕事が本当に忙しくて、あんまり更新できないのでスミマセン。

まあ、それはいいとして、本日久しぶりにアキバなどに行ってきました。
 
本日はヤマダ電機のアキバ店のオープン日らしく、駅前は少し賑わっていましたが、店自体はそんなに広くないので、少し期待ハズレな感じで、自作パーツも売ってないのも宜しくないなと思いました。

まあ、最近はアキバにも淀とか、ビックの子会社になった祖父地図の新店、そして本日のヤマダといい、巨大な資本の店が幅を利かせはじめた感じですが、やっぱり裏通りのパーツ街に比べると、自作パーツの品揃えは軟弱だし、あんまり力を入れてない感じなので、僕としては嬉しくないのですが、こういうのも時代の流れって奴ですかね。

あと、地味にあきばおーの新店が出来てるのに驚いた、何処まで増やすつもりなのだろうか・・・



12月14日(金)19:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 秋葉原 | 管理


(1/2ページ)
>1< 2 最後