兄目線でアニメ
 
アニメに対する、視点、論点、あと,メイドさんとか、自作PCとか、鉄道とか酒とかな話。
 



2006年9月26日を表示

さよならメイド先生5

「増えるメイドさん」

メイドさんは、増えるワカメちゃんを買ってきた。水をかけるとあら不思議。ワカメはどんどん増えてゆく。

それを見ていたご主人様、メイドさんも水をかければ増えるかと思って、早速水をかけてみた。

メイドさんは急に水をかけられて驚いたようだったが、風邪をひいては大変と、濡れたメイド服を脱ぎ始める。そんな、一部始終を眺めているとご主人様、我慢できなくなってメイドさんに抱きついた。

それから、十月十日の後、メイドさんは、女の子を産んだ。メイドさんも水をかけると、やはり増えるらしい。


暑さ寒さも彼岸まで、といいますが、お彼岸を過ぎると暑くはなくなりますが、雨なんか降ると、ぶっちゃけ寒いです。まあ、僕は寒いのが好きなのでいいんですが。あなたはどうでしょうか?そんなわけで萌兄です。

早速、昨日の続きです。

『第五話、夜明けのメイド先生。』

メイド先生が逃げ回っている。それを、海から上陸してきた生徒が追っている。その生徒の数は、時間を増すたび増加して、今ではメイド先生を先頭にした行列のようになっている。
僕は、メイド先生が生徒たちを引き連れて遊んでいる隙に、ポケットから携帯を出した。僕の携帯は、そこら辺のものと違って、ちゃんとパソコン用のOSの入った、キーボード付のごつい奴で、いつでもプログラムを書き換えることができるのだ。
僕は、早速、プログラムファイルを開き、メイド先生に使われている画像の素材集のフォルダを開ける。現在、ワンピースに使われているテクスチャは唯の、紺色の布ようなものだが、それを、この夜空から切り取った、それと交換してみる。すると、あら不思議。メイド先生のワンピースはどんどん夜色に染まり、終には夜空、いや宇宙そのものになった。
「おーい、メイド先生!」
手を振って、メイド先生を呼び寄せる。メイド先生は、まるで飼い主に呼ばれた、小動物のように目を輝かせてこっちに来る。
僕は、メイド先生を捕まえた、メイド先生のショットガンを持っていない片手と自分の片手を強く握って、そして同時にメイド先生のワンピースに飛び込んで宇宙空間に飛び出した。
最初、宇宙には空気は無いものかと思ったが、意外にあるみたいで、どうやらここは宇宙というより、何となく宇宙っぽ所ならしい。
しかし、感動している場合ではない、目の前には校長が居る。
「おお、君。駄目じゃないか、保健医の先生を撃って、教室を爆破して、バイクまで盗むなんて、これは退学もありうると思ってもららわないとな。」
校長は実に冷静にそう言った。しかし、冷静さならこちらも負けていない。
「校長、何故、あなたは、本当の宇宙でなくて、こんなもどきの宇宙にいらっしゃるんですか?もしかして、あなたも、もどきの宇宙人なんですか?」
「ばかな、ワシが、もどきなはずが無かろう!ワシこそ完全なる存在なのだ!」
「ほほう、本当にそう思ってらっしゃるのなら、僕の後を追ってきてください、そこで決着をつけましょう!」
「望むところだ!」
僕は、繋いでいるメイド先生の手を引いて合図し、引っ張ってもらい外に出た。メイド先生はまだ、生徒たちと走り続けていた、しかし宇宙と、地球とでは時間の流れに差があるのか、夜はもう既に明けようとしている。
次の瞬間、校長も、メイド先生のワンピースから転げだした。メイド先生は、それにすかさずショットガンの散弾を至近距離から3発ほど撃ち込んだ。さすがの校長も地球への扉がワンピースだとは思わなかったのだろう、意外なところから飛び出して、しかも僕のようにメイド先生の手に支えられていたわけでも無いので、体勢を崩している間に、メイド先生のきつい一撃を、散発も食らってしまったのだ。
ダメージで倒れた、校長にさらに追い討ちが襲う。メイド先生の後ろで倒れた校長は、メイド先生の後を追ってきた生徒たちの進路の上だ。そのまま何百人の生徒たちに踏まれて、こねくり回され、いつの間にかすり潰されて、体は粉になって早朝の風に流されて消えた。そして、その風の行方には、もう、どぎついまでのオレンジの朝焼けが輝いている。



9月26日(火)17:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理


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