兄目線でアニメ
 
アニメに対する、視点、論点、あと,メイドさんとか、自作PCとか、鉄道とか酒とかな話。
 



小説・文芸
~説明~
小説に対する感想や、自作した文芸作品を掲載

夢な話。

今日は、久しぶりに怖い夢など見ましたとさ。

まずは、学校の帰りだ。学校といっても高校だった。帰りに、友人達とあるっていると、後ろからつけられている。

僕の育った地域は、不良の巣窟だったから、つかまっては大変と思っ他のだけれど、つかまってしまい、何か知らないけど、倉庫みたいなところに閉じ込められるのだけれども、何だか知らないけれど、逃げ出せたりする。

でも、逃げ出したのはいいけれど、はぐれて一人になるし、家まではまだ遠い。家に帰るには、大きな通りを渡らなければならない。

けれど、敵は何故か大所帯で、街の隅々で目を光らせている。しかし、街の地理を熟知している僕には、そんな監視の目も大した事無い。上手く民家の間をすり抜けて、大通りの地下を横切るトンネルに出る。

ところが、そのトンネル、とても交通量が多いのに、車道しかなくてとても人間が渡れそうなかんじじゃなのだけれど、その隣に、小さいトンネルがあって、そこを通れば、向こうに出られそうだ。

そんなわけで、トンネルに入ったけれど、トンネルには、数メートルごとに扉が付いていて、短く区切られている。

だから少し進むたびに、扉を開けないといけない。しかし、その扉は、鍵がかかっているわけではないのだけれど、あけるのに時間がかかるやつで、しかも進むにつれ、トンネルの大きさは狭まり、扉の間隔も短くなってゆく。

最後は、ほふく前進しないと進めないほど、トンネルは狭くなって、扉の間隔も、扉を開けるとすぐに扉が現れるようになってしまった。

引き返そうにも、トンネルが狭くて、体の向きを変えられないし、扉は通り過ぎるたびに、また閉まってしまうので、どちらにしろ引き返せない。前に進むしかないのだ。

でも、トンネルは密閉じょうたいなのか、息が苦しくなってくる。まだ、半分もきてないのに。扉は開けても開けても、切が無い、酸素は無くなる、ゴールが遠い。

まあ、そんな絶望的な状態になると目が覚めるってのは、便利な話だ。



11月23日(木)15:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理

毒書の秋


『喫茶店』

「昨日喫茶店に行ったんだけど、連れが店の連中に、何サボってるんだって言われてな。」

「だから、メイドさんとメイド喫茶には行くなって、言っただろ。」


見ててつらいのは、ライオン丸GのCMが、声優の顔出し宣伝ばっかりって事で。まあ、本編もつらいけど・・・萌兄です。

今日は、文芸な話。
僕は、アニメは見ますが、あんまり漫画とかゲームとか、同人誌買ったり、読んだりしないほうなのですが、自分で漫画描いたり、文章書くのは好きです。簡単に言うと、読むのが苦手です。

まあ、そんな僕でも、電車の中とかは暇なので本を読んだりしますが、僕はSFが好きなので、SF氷河期の現代はつらかったり。

まあ、それはいいとして、僕は投げやりな作品が好きなんだなぁと思います。漫画の場合は、吉田戦車とか上田ハジメとか、投げやりな絵の作品が好きです。

文章の方もそうで、別に何が言いたいわけでもなく、何か答えがあるわけでもない作品が好きです。

そういうわけで、僕の好きな作家といえば、少ないのですが、安部公房とか北野勇作とかが好きです。

阿部公房は既に故人ですが、何だか哲学的というか、SFというか、まあ、シュールレアリズムで、遺作のカンガルーノートでは、足からかいわれ大根が生えた男が、硫黄温泉の流れる犀の川原まで行く途中で、看護婦さんに恋してみたり、その妹に会ったりとか、そういう話を書いている人でした。お勧めの作品としては、有名な「砂の女」もいいのですが、 幾つか出されてる短編集の方が読みやすいかなと。

北野勇作は、SF書きで、最近は、SFでは食っていけないので、ホラーということで書いてますが、中身はSFで、先週本屋で見つけた最新作の人面町四丁目では、パンの耳を買いに行ったり、人面魚を捕まえたり、宇宙人を妻が倒したりみたいな話を書いています。お勧めは、 「どーなつ」という作品で、これを読むと、何となく、この作家の、雰囲気がわかります。

まあ、上の2人の作品で言えることは、話としては良くわからないし、読み終わったからって、どうと成る話ではないのですが、この2人の作家の作品は、大体主人公の男の目線で書かれるのが殆どなのですが、相手役の女性のキャラクターがミステリアスかつ投げやりで、イインですよね。

ひょうひょうとしているのに、色っぽくて、影があったり、くっついてきたり離れたり、何だか、行動が一瞬一瞬支離滅裂で、そんなキャラが僕は好きなんですよね。

まあ、だから、結局、僕が本を読むって事は、どんな硬い小説読んでても、ギャルゲーやってるのと、大差ないって話で。



10月2日(月)12:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理

さよならメイド先生、最終回

『朝の風景』

「メイドさん、それはバナナという果物だよ。」

「えっ、気付きませんでした。」



最近、眠くて仕方ありません、萌兄です。ご機嫌よろしゅー。

ついにブログ小説、最終巻です。


『最終話、さよならメイド先生。』

朝焼けに向かって、僕達は走っている。普通は夕焼けに向かって走るのに、僕たちときたら元気に朝焼けに向かって走っている。
何故、普通は夕焼けに向かって走るのだろうか?そんなことは簡単、だって夕焼けに向かってなら、走っても、その後はせいぜい、飯でも食って風呂は言って寝るだけだからだ。
でも、僕らは、朝焼けに向かって走っている。この後、朝飯食って、歯磨いて、学校に行って、授業受けて、昼飯食って、昼寝して、部活に出て、おやつをつまんで、やることでいっぱいだ。もう疲れきっている僕等にそれができるのか?
「メイド先生、辞めないでください。」
後ろを走っている生徒の一人が唐突に叫んだ。それを皮切りに、生徒たちは、自らの想いを語り始める。
「メイド先生は、僕達に人を愛することの喜びを教えてくれました!」
「メイド先生は、私達に努力することの素晴らしさを教えてくれました。」
「メイド先生は、こんな俺にも、いいところがきっとあるって言ってくれた!」
「メイド先生は、自殺しようとしてた私に、命の尊さを教えてくれた。」
「メイド先生は、やり遂げることの大切さを教えてくれた。」
「メイド先生は、モダンポップなサウンドを俺に教えてくれた。」
「メイド先生は、メイド先生は、私がお弁当を忘れた時、おかずを分けてくれた。」
「メイド先生は、私に女の幸せとは何か、伝授してくれた。」
「メイド先生は、僕に、合体変形の仕方を教えてくれた。」
「メイド先生は、鶏肉が好きならしいですよ。」
そして最後に全員で、
「だから、メイド先生、辞めないでください!」
そんなふうに、皆、勝手なことを言う。僕は無性に腹が立った。だって、メイド先生は、もう僕のメイドなのだから、メイド先生をどうするかは、生徒達が決めるのではなく、僕が決めるべきなのだ。
「メイド先生、僕は君の主人だ、君は、僕のメイドだ、僕の奴隷だ!だから、僕のメイドとして暮らすんだ、それ以外は許さない。」
「ご主人様・・・」
朝日に向かって走っていたメイド先生の足が止まった。
「そうですぅ、危うく、情に流されてしまうところだったですぅ。私はもう、先生ではないのです。ご主人様のメイドですぅ!」
メイド先生は宣言した。白く昇ってゆく朝日をバックに堂々と宣言した。生徒達はその宣言が耳に入ると、まるで操り人形の糸が切れたかのように、立ち止まりうな垂れた。

そう、メイド先生のメイド宣言を持って、戦争は終結したのだ。

そして、僕とメイド先生は学園を去った。今なら解かる。メイド先生がこの高校に赴任してきた理由が、そう、メイド先生が来る前もきっと他のメイド先生が、このクラスの受け持ちだったのだろう。生徒とできてしまって、学園を去ったと聞いたが、きっと、今の僕等と同じようなシュチュレーションだったのだろう。
そう、メイド先生達は、メイドに成るためこの学園に来るのだ。子供が大人に成るために学校に来るように。そして、僕が主人に成ったように・・・

                             完



9月27日(水)20:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理

さよならメイド先生5

「増えるメイドさん」

メイドさんは、増えるワカメちゃんを買ってきた。水をかけるとあら不思議。ワカメはどんどん増えてゆく。

それを見ていたご主人様、メイドさんも水をかければ増えるかと思って、早速水をかけてみた。

メイドさんは急に水をかけられて驚いたようだったが、風邪をひいては大変と、濡れたメイド服を脱ぎ始める。そんな、一部始終を眺めているとご主人様、我慢できなくなってメイドさんに抱きついた。

それから、十月十日の後、メイドさんは、女の子を産んだ。メイドさんも水をかけると、やはり増えるらしい。


暑さ寒さも彼岸まで、といいますが、お彼岸を過ぎると暑くはなくなりますが、雨なんか降ると、ぶっちゃけ寒いです。まあ、僕は寒いのが好きなのでいいんですが。あなたはどうでしょうか?そんなわけで萌兄です。

早速、昨日の続きです。

『第五話、夜明けのメイド先生。』

メイド先生が逃げ回っている。それを、海から上陸してきた生徒が追っている。その生徒の数は、時間を増すたび増加して、今ではメイド先生を先頭にした行列のようになっている。
僕は、メイド先生が生徒たちを引き連れて遊んでいる隙に、ポケットから携帯を出した。僕の携帯は、そこら辺のものと違って、ちゃんとパソコン用のOSの入った、キーボード付のごつい奴で、いつでもプログラムを書き換えることができるのだ。
僕は、早速、プログラムファイルを開き、メイド先生に使われている画像の素材集のフォルダを開ける。現在、ワンピースに使われているテクスチャは唯の、紺色の布ようなものだが、それを、この夜空から切り取った、それと交換してみる。すると、あら不思議。メイド先生のワンピースはどんどん夜色に染まり、終には夜空、いや宇宙そのものになった。
「おーい、メイド先生!」
手を振って、メイド先生を呼び寄せる。メイド先生は、まるで飼い主に呼ばれた、小動物のように目を輝かせてこっちに来る。
僕は、メイド先生を捕まえた、メイド先生のショットガンを持っていない片手と自分の片手を強く握って、そして同時にメイド先生のワンピースに飛び込んで宇宙空間に飛び出した。
最初、宇宙には空気は無いものかと思ったが、意外にあるみたいで、どうやらここは宇宙というより、何となく宇宙っぽ所ならしい。
しかし、感動している場合ではない、目の前には校長が居る。
「おお、君。駄目じゃないか、保健医の先生を撃って、教室を爆破して、バイクまで盗むなんて、これは退学もありうると思ってもららわないとな。」
校長は実に冷静にそう言った。しかし、冷静さならこちらも負けていない。
「校長、何故、あなたは、本当の宇宙でなくて、こんなもどきの宇宙にいらっしゃるんですか?もしかして、あなたも、もどきの宇宙人なんですか?」
「ばかな、ワシが、もどきなはずが無かろう!ワシこそ完全なる存在なのだ!」
「ほほう、本当にそう思ってらっしゃるのなら、僕の後を追ってきてください、そこで決着をつけましょう!」
「望むところだ!」
僕は、繋いでいるメイド先生の手を引いて合図し、引っ張ってもらい外に出た。メイド先生はまだ、生徒たちと走り続けていた、しかし宇宙と、地球とでは時間の流れに差があるのか、夜はもう既に明けようとしている。
次の瞬間、校長も、メイド先生のワンピースから転げだした。メイド先生は、それにすかさずショットガンの散弾を至近距離から3発ほど撃ち込んだ。さすがの校長も地球への扉がワンピースだとは思わなかったのだろう、意外なところから飛び出して、しかも僕のようにメイド先生の手に支えられていたわけでも無いので、体勢を崩している間に、メイド先生のきつい一撃を、散発も食らってしまったのだ。
ダメージで倒れた、校長にさらに追い討ちが襲う。メイド先生の後ろで倒れた校長は、メイド先生の後を追ってきた生徒たちの進路の上だ。そのまま何百人の生徒たちに踏まれて、こねくり回され、いつの間にかすり潰されて、体は粉になって早朝の風に流されて消えた。そして、その風の行方には、もう、どぎついまでのオレンジの朝焼けが輝いている。



9月26日(火)17:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理

さよならメイド先生4

『ビール』

メイドさん、最近ビール飲みすぎじゃないかい?

何いってるんですか、ご主人様のためなんですよ。

どこを、どうすれば、僕のためになるんだよ。

ご主人様は、柔らかい乳が好きですよね。

まあ、そうだけど、それが何か?

ふふ、松坂牛はビールを飲んでるから肉が柔らかくなるんですよ。メイドも同じです。私も、ビールを飲んでいるから、乳の柔らかさを維持できるんです。


ビールは一年中おいしいですが、秋限定ビールは、各メーカ凝った物を出してくれるのでうれしいです。そんなわけで萌兄です。

間があいてしまいましたがブログ小説です。前回のものは9/2のブログに載せてあります。


『第四話、ショットガンとメイド先生。』
「うぎゃあああああああああああっ。」
マダムアマゾネスが吹き飛んだ。何のことはない、こんな事もあろうかと思って、あらかじめメイド先生のスカートの中にショットガンを隠しておいたのだ。
そして、内股に違和感を覚えたメイド先生が、ショットガンの存在に気付き、マダムアマゾネスが、僕との駆け引きに夢中になっている隙に、マダムアマゾネス目掛けて、ゼロ距離射撃をしたというわけ。
「うがあああ。」
右肩が半ば爆散した、マダムアマゾネスは、保健室の床を転げまわっている。
僕は、この隙を逃すことなく、発射の衝撃で少しふらついているメイド先生の手を引いて、走り出す。
そう、走り出した。
「どこに行くのですか?これから授業があるというのに!」
メイド先生がそんなつまらない事を聞くので、僕は答える。
「ピクニックに決まってるじゃないか!」

秋の海は、台風でも着てない限り静かなものだ。メイド先生と僕は、あれから盗んだバイクで走り出して、房総半島の先っちょまでやってきた頃には、海に沈む夕日は綺麗で、ずっと2人で見とれていると、当然のことながら、まもなく太陽は姿を消して、あたりは田舎だから真っ暗になった。
そう、本当に真っ暗に。解っている、これは罠だ、あの学校に一週間前に転校して来て、初めに校長に挨拶した時から、こうなることは何となく解っていた。
校長、彼は確かに今は校長だ、しかし校長でありながら、他の一面も持っている。それが何なのか、今のところは、解からない。確かめようにも周囲がこう暗くなってしまっては、どうしようもないし、ライトが点くはずのバイクも丁度ガス欠で使えない。
「ご主人様、どうなさいますか?」
メイド先生は、今朝アマゾネス三世を粉砕したショットガンを小脇に抱えて、興奮している様子だ。大丈夫、僕が指示を与える前に、校長から何らかのアクセスがあるはずだ。それが交渉か、攻撃か、はたまた洗脳光線か、今のところは判断しかねるが、何かしら起こることには違いない。そう、メイド先生への指示はそれからだ。

半時ほど経って、不意に波の音が消えた、水面には皺ひとつ無く、ただ水平線まで、まるで綺麗なガラスのように繋がっている。
「来る!」
僕は叫ぶ、メイド先生はしゃがみ込んで、それでも常時ショットガンを打てるよう、安定した体勢をとろうとした瞬間、凍りついたような水面から、僕の高校の制服を来た少年が猛スピードで接近してくる。
「はにゃ。」
メイド先生は動揺している。無理も無い、異形のマダムアマゾネスならともかく、人形をしたままの存在を、一介のメイド先生が撃てるはずは無いのだ、だって、そうプログラムされてるから。
「メイド先生、逃げるんだ!」
そう言われる前にメイド先生は逃げ始めている。これもプログラム通りというわけか。なかなか人間の痒いところに手が届くプログラムだ。うまく使えば、宇宙まで行けそうだ。そう、宇宙。僕等は宇宙に行くために、このプログラムについていろいろ調べてきたのだ、何のためかは後から考えようと思っていたが、今決まった。
そう、あの宇宙人………校長を倒すためだ。



9月25日(月)15:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理


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