兄目線でアニメ
 
アニメに対する、視点、論点、あと,メイドさんとか、自作PCとか、鉄道とか酒とかな話。
 



さよならメイド先生4

『ビール』

メイドさん、最近ビール飲みすぎじゃないかい?

何いってるんですか、ご主人様のためなんですよ。

どこを、どうすれば、僕のためになるんだよ。

ご主人様は、柔らかい乳が好きですよね。

まあ、そうだけど、それが何か?

ふふ、松坂牛はビールを飲んでるから肉が柔らかくなるんですよ。メイドも同じです。私も、ビールを飲んでいるから、乳の柔らかさを維持できるんです。


ビールは一年中おいしいですが、秋限定ビールは、各メーカ凝った物を出してくれるのでうれしいです。そんなわけで萌兄です。

間があいてしまいましたがブログ小説です。前回のものは9/2のブログに載せてあります。


『第四話、ショットガンとメイド先生。』
「うぎゃあああああああああああっ。」
マダムアマゾネスが吹き飛んだ。何のことはない、こんな事もあろうかと思って、あらかじめメイド先生のスカートの中にショットガンを隠しておいたのだ。
そして、内股に違和感を覚えたメイド先生が、ショットガンの存在に気付き、マダムアマゾネスが、僕との駆け引きに夢中になっている隙に、マダムアマゾネス目掛けて、ゼロ距離射撃をしたというわけ。
「うがあああ。」
右肩が半ば爆散した、マダムアマゾネスは、保健室の床を転げまわっている。
僕は、この隙を逃すことなく、発射の衝撃で少しふらついているメイド先生の手を引いて、走り出す。
そう、走り出した。
「どこに行くのですか?これから授業があるというのに!」
メイド先生がそんなつまらない事を聞くので、僕は答える。
「ピクニックに決まってるじゃないか!」

秋の海は、台風でも着てない限り静かなものだ。メイド先生と僕は、あれから盗んだバイクで走り出して、房総半島の先っちょまでやってきた頃には、海に沈む夕日は綺麗で、ずっと2人で見とれていると、当然のことながら、まもなく太陽は姿を消して、あたりは田舎だから真っ暗になった。
そう、本当に真っ暗に。解っている、これは罠だ、あの学校に一週間前に転校して来て、初めに校長に挨拶した時から、こうなることは何となく解っていた。
校長、彼は確かに今は校長だ、しかし校長でありながら、他の一面も持っている。それが何なのか、今のところは、解からない。確かめようにも周囲がこう暗くなってしまっては、どうしようもないし、ライトが点くはずのバイクも丁度ガス欠で使えない。
「ご主人様、どうなさいますか?」
メイド先生は、今朝アマゾネス三世を粉砕したショットガンを小脇に抱えて、興奮している様子だ。大丈夫、僕が指示を与える前に、校長から何らかのアクセスがあるはずだ。それが交渉か、攻撃か、はたまた洗脳光線か、今のところは判断しかねるが、何かしら起こることには違いない。そう、メイド先生への指示はそれからだ。

半時ほど経って、不意に波の音が消えた、水面には皺ひとつ無く、ただ水平線まで、まるで綺麗なガラスのように繋がっている。
「来る!」
僕は叫ぶ、メイド先生はしゃがみ込んで、それでも常時ショットガンを打てるよう、安定した体勢をとろうとした瞬間、凍りついたような水面から、僕の高校の制服を来た少年が猛スピードで接近してくる。
「はにゃ。」
メイド先生は動揺している。無理も無い、異形のマダムアマゾネスならともかく、人形をしたままの存在を、一介のメイド先生が撃てるはずは無いのだ、だって、そうプログラムされてるから。
「メイド先生、逃げるんだ!」
そう言われる前にメイド先生は逃げ始めている。これもプログラム通りというわけか。なかなか人間の痒いところに手が届くプログラムだ。うまく使えば、宇宙まで行けそうだ。そう、宇宙。僕等は宇宙に行くために、このプログラムについていろいろ調べてきたのだ、何のためかは後から考えようと思っていたが、今決まった。
そう、あの宇宙人………校長を倒すためだ。



9月25日(月)15:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)