第七章『人権問題、そして奴隷狩』⑤ |
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| 二人で、布団に倒れこむ。僕はおっぱいが大好きだったけれど、おっぱいに夢中になって眠れなくなってしまっては一大事だ、目をつぶって三分も動かなければちゃんと眠れるはずだ、しかし二人の人間が同じ布団にくるまれるということは結構、熱が溜まるもんだ、こういうふうに日々気温が変わりやすい季節は、油断していると朝方には汗でびっしょりだ。
それにしても暑い、何でこんなに熱いのだ、メイドさんがいつの間にか僕に抱き着いているからかな?それとも、気が変わっていやらしいことでもしようっていうのかな、人間性行為の時は体温が上がるって言うし、でも、そういう気まぐれはうれしいけれど、キミは学生だからいいけど、僕は社会人なんだよ、明日があるんだ。 ほんの少し困った僕は、メイドさんを起こさないようにそっと布団を出る。喉が渇いていたので水を飲んで時計を見るともうとっくに日付は変わっている。その日、僕は仕事で何故か初老の叔父さん(叔父さんといっても、親戚関係の叔父では無く、一般的な代名詞としての叔父さん)と、ある郊外のカフェバーに訪れることになっている。叔父さんは取引先のメーカーの人かもしれない。 そのカフェバーには、当然マスターが居て僕は二日酔いですこしキツイものの小粋なカクテルを頼んだ、けれども同行の叔父さんは飲み物の注文はせづに、マスターに何やら頼み込んでいる、マスター(無論男)は、しぶしぶ何かを承諾し、いつの間にか、周りを何処から沸いたのか、雑誌社の連中が、メモ帳とカメラを掲げている。
ここまでは、いささか物珍しいだけの風景、しかしその次の瞬間、マスターが叔父さんのズボンのファスナーを下ろした事で、自体は狂気を帯びたものに成る。 叔父さんの生殖器は既に勃起していた、マスターはそれを咥えると苦しそうに喉の奥まで棒を出し入れする。叔父さんは数分と持たなかった。気分が悪くなる、マスコミ達は無感動に記録を続けている。 僕はいたたまれなくなって、車に一人で乗り込む、しかし何故か、助手席にはメイドさんが居る。そのまま車は走り出す。
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9月21日(金)15:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 私小説 | 管理
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