秋葉を駆ける |
|
| 彼は走り出したのだ。彼はといえば、メイドと見るや犯さずにはいられなくなる病気にかかっているのだ。
ああ、エプロンドレスを着た生き物がこの街には何と多いか、彼女等の本性がメイドでない事は彼も知っている。しかしながら彼には余裕が無い。
メイドを犯してしまう病魔というのは、かくも恐ろしきもの、秋葉原でパソコンパーツを見るのにも苦労がいる。
メイドたちは秋葉原のいたるところに放浪し、突き刺される日を待っているのだ。犯されたいメイドと、犯そうとする主人の幸福な邂逅が、恋愛とでも言うのだろうか?
笑わせるな!メイドに人格を認めるなんてどれだけ馬鹿なことか、メイドという家畜は主人に跨れる事を待っているだけなのだ。ああ、彼が病気に犯されているのならば、メイドたちは一体なんなのだ、裸で歩いているのと同じじゃないか。
メイドさん、メイドさん、メイドさんが地獄を作ったのだ。もはやメイドさんは地獄の鬼と一緒じゃないか?
ああ、メイドさん。貴女方に少しでも理性らしいものが残っているのなら、もうこの街を、エプロンドレスという名の全裸で歩く事を辞めてくれ!
そして彼は駆けて行ったのだ。
| |
|
9月2日(水)18:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | メイドさん | 管理
|