堕落の始まり |
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| 引越し先からの初めての更新です。
引越しって、下宿してたから、自分一人のは結構なれたけど、家族全員引越しとなると大変さが違いますね。そんなわけでまたも更新が滞っているわけで。
まあ、それはいいとして、この一連の出来事の始まりを考えるとあの日のことを抜きにしては語れません。
あれは、まだ去年の九月、まだ日差しも高く暑い時期でした。
家のメイドさんのメイド服もまだ夏向きのもので、スカート丈は冬のものと比べると若干短く、生地も薄く、風邪が吹くと、そんな無防備なスカートは、面白いくらいに煽られて、メイドさんのパンツが見えそうになります。
萌兄は、これはなかなか良い事だと思いましたが、でも、よく考えれば、メイドさんが何時もパンツ一丁で歩いていたら、パンツなんてたいしたこと無いように感じるだろうと思うと、メイドさんのスカートの使命という奴は、メイドさんのパンツをセクシャルなものとして見せる事なのではないかと推察できるわけです。
そうなってくると、萌兄はいよいよ、メイド服自身もメイドさんをセクシャルに見せるための演出に思えて仕方なくなります。なぜならば、メイドさんが一糸まとわぬ姿で、日々生活していたとしたら、そこのどこに性的な魅力というものがあるでしょうか?そこにあるものは、狂気という野生だけです。
なるほど、人というものは、とことん野生というものを嫌悪しておきながら、異性の動物的な部分に惹かれる生き物であるようです。
それに気づいた萌兄は悟ったのです。真に人として生きる事は、動物性の排除なしにはありえないと。そして萌兄は、何時も親しくしているメイドさんと一定の距離をとることを決め、彼女にその旨を伝えようとしました。
しかし、私は甘かった!メイドさんは、人である前にメイドさんだったのです!
萌兄が自室に入ると、そこではメイドさんが萌兄の布団の上でもがいていました。
「何をしているんだい!」
「あのあの・・・お布団の・・・ベットメイキングを」
「嘘はいけない、自慰に耽っていたのだろう!」
「そんなことはありません!」
メイドさんはひどく取り乱していましたが、どうにかしてしらを切ろうと必死でした。
「もういい、出てってくれ。」
あまりにも野生に満ちたメイドさんの行動により、先ほどの崇高で理性的な決心が、まるで道化の戯言に成り下がってしまったように感じた萌兄はメイドさんにそういいました。
しかし、メイドさんはなかなか部屋から出て行こうとしません、萌兄が痺れを切らし、催促しようとした時でした、メイドさんは泣きそうな顔でこう言いました。
「ごめんなさい、でも、嫌いにならないで下さいです。」
それが、その言葉が、あまりにも甘美な堕落の始まりでした。
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3月18日(日)23:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | メイドさん | 管理
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