兄目線でアニメ
 
アニメに対する、視点、論点、あと,メイドさんとか、自作PCとか、鉄道とか酒とかな話。
 



枯れ果てそうな世界

家の窓から見える景色。家は、ど田舎。
でも心はシティーボーイな僕は今日もファンキーでクレイジーな妄想にふけるのさ。
例えばだ、買い物に出たメイドさん。今日はちょっぴり買いすぎて、すっかり帰りが遅くなってしまう。
「早く帰らないと、お夕飯の支度遅れちゃうですぅー。」
などと、つぶやきながら、今にも暮れてしまいそうな空をバックに早歩きで家路を急ぐ。
ご主人様はというと、もうおなかをすかして待っている。いつまでも待っている。カップラーメンの買い置きも、おやつなんかも家に無いから、おなかをすかせたまま、メイドさんの帰りを待つしかないのだ。
メイドさんは家路を急ぐ、それでもまだまだ家は遠くて、すぐに帰れそうもありません。それでも、急がなければもっと、もっと遅れてしまう。そんな事を思いながら歩くと、とても疲れてしまって、余計に足は前に進みまない。
ご主人様はまだ待っている。今、出て行って、行き違いになっても困るので、メイドさんを探しにもいけません。だからずっと待ってる。
どんどん、時間が過ぎていく。それに比例して、メイドさんの足取りは遅くなり、ご主人様は、メイドさんを探しに行くタイミングを失っていく。
一体いつになったら、家に帰れるのか、メイドさんは知らない。
一体いつになったら、メイドさんが帰ってくるのか、ご主人様は知らない。
そして結局、話が進まないで終わるのだ。



8月22日(火)18:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 小説・文芸 | 管理

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