趣味としての園芸 |
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| 「知ってる?究極に完全な恋人は人間のままでは実現できないんだよ。」
「だから、朴達は其れを創ったんだ。今まであるものに似せて、それでいてそれよりも完全で・・・」
「でも、結局それは偽物なんだな、どんなに完全にできていたとしても。」
「でも、偽物だからこそ、僕等はそれに、期待を持つ事が出来るんだよ。」
「メイドさんに期待?バカ言わないでくれよ、あの打算と欲望の無垢な権化であるメイドさんに期待など持ってはいけないんだ。メイドさんは人間とはちがう、人間は成長するし、衰えたりもすれば、もっと訳の解らないことに成ったりするけれど、メイドさんはプログラムに従って動いているだけなんだよ、初めて会った時でも、連れ添って10年経っても、あれは態度をかえることをしない・・・いやできないんだよ、そういうふうに出来ているんだ。」
「知ってるよ、でも期待することぐらいいいじゃないか、たとえそれが意味のないことだとしても、徒労だとしても、それが趣味なら問題ないんだよ。趣味ならば、好きでやってるならば、時間と金がかかっても、問題ないんだ。」
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3月4日(火)18:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | メイドさん | 管理
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