兄目線でアニメ
 
アニメに対する、視点、論点、あと,メイドさんとか、自作PCとか、鉄道とか酒とかな話。
 



2007年9月を表示

俺たちのスクールデイズ。

昨日久々に大学の後輩と長電話などする。そのことについては後輩のブログにも載っているのでまあさておき。

このブログを愛読して下さっております、皆様方はアニメ「スクールデイズ」を見ているでしょうか?

あの、見るたびに気分の沈むアニメ、見たくは無いのに、見ないわけには行かない目くるめく展開。

そのことについて我々は小一時間、議論せずには居られなかったのである。まあ、議論の内容は後輩のブログが代わって書いてくれると思うので、ここでは割愛いたしますが、一つ後輩に伝え忘れた事があるので、ここで描いておこうと思うのです。

我々は、スクールデイズが「学生生活」というものを極端な形で象徴化した作品であると、そしてだからこそ「スクールデイズ」というタイトルには重みがあると話したのですが、ここで大切なファクターとして、スクールデイズという物語の中に「大人」が一人も出てこないという事実があります。

スクールデイズという作品は、ぶっちゃけ、極端な内容です。その極端な部分を支えるためには大人はどうしても邪魔になるのです。

以前から学生が妊娠するような話はいくらでもありますが、妊娠が発覚した時点で、物語は学生だけの者ではなくなって、彼等を取り巻く大人たち、つまり教師や両親などが介入し、純粋な意味でのスクールデイズではなくなってしまって、それは単なる社会派ドラマのようなものになってしまいます。

しかし、この作品では、主人公たちがコトに及ぶ場面でも、妊娠の発覚の後も大人の姿が全く無く、淡々と学生しか居ない世界が続いていきます。

そして同時にスクールデイズという作品には家庭的なものというものも排除するような構造になっています。まずその断片が見られるのは、主人公の伊藤が言葉を敬遠する部分に見て取れます。伊藤は最初言葉を外見的な部分から好きになり付き合い始めます。

しかし言葉が家庭的な性格であるところや、妹に合わせたり、母親の話をしたりと言葉に彼女の家族とのつながりの部分を見せ付けられるたびに伊藤は違和感を覚え彼女から離れてゆきます。そして、こういった事象は世界が妊娠し、世界と家庭を作らなければならない可能性を示された時点で、彼女を避けるようになったところにも見受けられます。

つまり、なにがいいますと、スクールデイズというという作品が、純粋な学生のみの話であるためには、主人公の伊藤は、家族という学校以外の社会を放棄しなければならなかったという事なのです。

まあ、こういう構造によって、スクールデイズという作品はスクールデイズとして成り立つ事が許されているわけで、でも結局のところ、僕自身が既に社会人であり、スクールデイズの中に無い時点で、スクールデイズという作品を一つ距離を置いて見てしまっている時点で、この作品の本質を知る事は難しいわけで、だからこの作品の論評については、あとは後輩に任せる事にします。

結局のところ、スクールデイズは学生しか存在しない、閉じた世界でしか成り立たない、一種の空想実験であると僕は思います。



9月15日(土)00:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | アニメ | 管理

まあ、大した話じゃないが。

本日は、久しぶりに同期の友人に会ったので、飲んだりしましたのです。

やはりウイスキーにしても、ビールにしても麦、特に麦芽から作られた酒は最高ですな。

まあ、それはさておき・・・


メイドさん、君は一体何を考えているんだい?

「トイレに行きたいんです。」

「トイレって、何をしたいんだい?」

「『なに』に決まってるじゃないですか、」

「『なに』って何だい?」

「『なに』に決まってるじゃないですか。」

そうだ、メイドさんはそうプログラムされてるんだからね。



9月10日(月)22:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | メイドさん | 管理

引っ越しました。

本日、新居に引っ越しました。1階のリビングがダイニングバーみたいな家です。

とても素敵な家なのですが、やっぱり引越しして直ぐにはダンボールの山も片付かないので、なんだか前とあんまり変わらない感じになってしまいションボリですが、まあ、少しづつ片付けるしかないですね。

体裁が整ったら写真でもアップしたりするかもしれません。

今日は普通の人のブログみたいに成ってしまいましたね。これは由々しき事態です。

例えば、縄跳びをしても、メイドさんのおっぱいが揺れないのと同じぐらいに・・・



9月5日(水)21:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 趣味 | 管理

第七章『闖入者、眼鏡と生理用品の行方』④

もう駄目だ、そう思ったそんな時、奇跡は起こった。何時の間にか彼女の足元に何か落ちていたる。それは白い紙か布で作られたような質感。大きさはそれほど大きくなくて、帯状をしている。そしてその中央には重症患者に巻いた包帯に滲んだ血のような文様が浮かんでいる。
そうだ、驚愕する事にそれは使用済みの生理用品だった。どうして落ちたのかは知らないが、ほんの少し前にはそんなものは無かったし、今この建物に存在する女性は、彼女だけだ。
 生理用品とは、しゃがんだり、立ったり、腰を振ったりを繰り返すだけで、股からずれて落ちるようなものなのだろうか?僕は気を使い、街で会社員が乞食を見て見ぬフリをするのと同じように視線を泳がせる。
 ダンスに熱中している彼女は、一分ぐらいの後にそれに気づいて、あわてて拾うとトイレに駆け込んでいった。それはいいとして、ナプキンの丁度中央の、小さい赤いシミの遠慮がちな小ささが、彼女の純潔を演出しているようでもあり、男を誘惑する淫らな武器のようにも思える。

 これはただの偶然か、それとも何かの信号か、信号とすれば赤い信号。あの時彼女の後を追って供にトイレに入って、事を済ませたほうが、良かったのだろうか・・・しかし、そんな逡巡も直ぐに終わった、さっきまでストリップショーを楽しんでしたKの顔は打って変わって青ざめてそれと同時にトイレに駆け込む、しかし悲しいかな、トイレはメイドさんに占領されているのだ。
Kはしばらくトイレのドアをノックし続けたが、ドアの向こうからは全く反応がない、どうせメイドさんがマスターベーションに夢中でそれどころではないというのが関の山だろう。しかしKの容態は一秒一秒崩壊に近づきつつある。ついに彼はノックをやめるとクルクルとその場を回り始める。
「はははははっ」先輩は、そんなKを見て大笑いする。僕の脳にも間もなくさっき飲んだウイスキーのアルコールが転送されてきたようだ、はははははっ歓声と供に僕の理性も吹き飛んでいく、先輩は一動作で飛び上がってKに襲い掛かり、彼のチャームポイントであるメガネを奪うとぼくの方に放り投げてくる、「メガネでバレーボールだ!」先輩のレシーブに僕はスパイクで返そうと思ったが、素面でもあまり良くはない運動神経が災いし、メガネは僕の肩に当たり、これまた運の悪い事に窓の外の闇に消えてゆく。

「わああ、辞めてくださいよぉ」Kは酔いと、裸眼ののせいでもう真っ直ぐ歩くことも出来ない、「よーし、捜索隊の出発だ!」先輩の掛け声と供に僕らは一同、闇に消えたメガネの捜索に外に飛び出した。



こっちの方だと思うんですがね、ほら家の窓があそこでしょ。「なんか光ってるぞ、あの芝の辺り。」「気持ち悪い、気持ち悪い」先輩がメガネらしきものを発見し走り出したのと、Kが側溝の上で戻したのはほぼ同時、Kが全て吐き終えると、先輩がすたすたと戻って「ほーら合体だ!」ふざけながらぐったり蹲るKにメガネをかけてやる。
Kはメガネが戻ると嘘みたいに生気が戻り立ち上がる「おおっ、復活だぁ。ならばいざ行かん。」先輩はKの手を引いて走り出す、Kは千鳥足でついていこうとするが上手くいかず、ホークダンスのマイムマイムの足取り。気分がよくなった僕もスキップしながら付いてゆく、少し歩いて駅の近くに焼き鳥屋があるんで、そこに行きましょうか、それとも牛丼にしましょうか?
透き通った夜の街、アルコール臭を放つ男三人は終電間際まで飲み続けた、そう思う、そうだその後、彼等を駅まで送って、それで僕は家に帰って・・・さあ、本当にそうだったのか、なんせ途中で記憶が飛んでもう飛んでしまって殆ど何も覚えていないのだ。

 そして、それが長い長い夢のような生活を締めくくるための旅が始まるのだった。



9月4日(火)09:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 私小説 | 管理

第七章『闖入者、眼鏡と生理用品の行方』③

「ほら、これがキミの性衝動さ、全くもって男子中学生なんかとは大違い、本当に体内でちゃんと精子作ってるのか心配になっちゃうな。」ふざけたような嘲笑の笑みを浮かべると、思った以上に鋭く見える彼女の犬歯が覗く。
「馬鹿にしないでくれ!」僕は思わぬ反撃によろめきながらも叫んだ。童貞も二十代中盤まで拗らせると、変な貞操観念が芽生えるもんなんだよ、別に性行為をしたいだけなら就職して経済的に困っているわけじゃないんだから、風俗に行けば済むことじゃないか、でも僕はあえてそれをしないのさ、処女に誇りがあるのなら、童貞だってここまで続ければ、立派な人間性を持ってくるはずさ。
「始めては、結婚相手か、本当に好きな人とじゃないと嫌ってか、ははは、童貞の癖して生意気な事ぬかすんじゃないよ!」
「止めてくれ、これ以上の侮辱はよしてくれよ本当にお願いだよ。」彼女の恐ろしい笑みは僕の懇願によってもまだ消えない、「さあ、他に何か言う事ある?あたしはキミの奴隷だからね、何でもしてやらなくはないんだよ、だって私たちにはもう立派な娘が居るわけじゃない、弟か妹を欲しがる年頃なのさ。」

「酔ってるんだよ、止した方が二人の為だよ、」
「二人の話しなんてしてないじゃないの、あたしは娘が兄弟なしじゃ可愛そうだっていってるんだ。」メイドさんは僕にくだを巻くようににじり寄る。何て困った酔っ払いだろう、さてどうしたものか。四面楚歌の中、僕は神の声を聞く、それは電話の呼び出し鈴だ。僕はこれ幸いと、すかさず席を立つと電話機を取った。



「もしもしぃ、おまえ今家に居るかい、駅で先輩にばったり会ってさ、皆で久しぶりに話でもって思って、もし良かったら、悪いんだけど、おまえん家よっていいかな?」それは僕の大学時代からの友人Kからの電話だった。情況が情況だし、最近お互いに忙しくあまり顔をあわせて居なかったので、僕はいいよ大歓迎だと二つ返事を返してなろべく早く来て欲しいと頼んだ。

彼等は、スナックやジャーキーなどのつまみを持参しやってきた。「お酒なら沢山有りますから、遠慮せずにどうぞ。」とメイドさんは笑う。僕もその笑みが元の彼女のものに戻っていたので胸をなでおろす。
「先輩は今どうしてるんです?」僕は大学時代の大先輩(僕が大学に入学した年には既に四年生で、卒業は僕と一緒にした、素晴らしい人だ。)に何気なく聞いた。
先輩はビールひと缶を一気に開けると、「特に変わらないさ、それより、お前にはメイドさんが居ていいな夜はもう凄いだろ。」と、ふざけ誤魔化したので、僕はまだ彼が定職についていない事を確信した。
 
「いえいえ、そうなんですよ毎日毎日本当に凄くて、もう妊娠しちゃいそうですよ。」あの凶悪な笑みは消えたものの、メイドさんもまだ酔っているらしい、「マジでか、そりゃひでえ話だ。」「お前、本当にそんなことしてるのか、犯罪だろ。」闖入者二人もまだ酒を飲み始めたばかりだというのに、中々危険なテンションだ。
「まあまあ、ご主人様は悪くないんですよ、男の方ですもの、仕方ありません。」そういいながら、彼女は先輩と友人Kのグラスに新しい酒をお酌して回り、彼等も本当に美味そうに、それを飲み干してゆく。
 「ははは、本当にいいメイドさんだよ、もったいないな、お前の独り占めなんて」さらに酔いが回ったのか先輩はメイドさんの腰を触りながら言った。腰を触るなんてまだ僕もしたことないこと、内心カットくるが、これも酔っ払いの戯言と高をくくっていると「もう、男の方は仕方ないんだから、お相手しましょうか?」メイドさんもまんざらでない様子。これはあまりにも危険だ、先輩には仕事も金も体重も無いが、端正な顔立ちだけはあるあれで女を泣かせた経験もあるのだ。

援護を頼もうと友人Kを見ると、彼もだいぶ酔っていて、もう寝てしまう一歩手前だ、強引に肩を揺すり起こすと、楽しそうにじゃれあう先輩とメイドさんを見て羨ましそうに近くに寄るが、何も手を出そうとはしない、昔からそうなんだ、奴は女の近くによっていっても、結局何もしない僕以上の晩生なのだ。
 おい、もう悪ふざけは止してくれ、これじゃ彼等が来る前より悪い状況じゃないか、いや嫉妬なんてしてないよ、でも、仮にも家族が酔った勢いで事にいたろうといているところをとめるのは普通のことだ、別にこそこそしなくたっていいじゃないか、「何か文句でもあるんですか、主人があなたみたいなEDだから、私の女の部分が満たされないんですよ、EDじゃなきゃ誰でも、あたしはかまいませんよ」「話が違いじゃないか、お前等夜は凄いんじゃなかったの?」先輩もメイドさんもひゃっひゃっ笑っている。「そんな話、どうだっていいじゃないですか、もう辞めてくださいよ、例え先輩だって我慢できない事だってあるんだ。」そんな僕らの今にも爆発しそうな情況の中、Kは何とか隙を見計らって、おどおどしながらメイドさんの二の腕を触っている。
「まあ、いいじゃないですか。」メイドさんは先輩とKの間の空間で腰をストリップショーの踊り子のように、捻り出した。闖入者達は笑ってそれを眺めている。何て酷い光景だろう、もうここは僕らの家ではなく風俗店になってまったのだろうか?僕はもうやけになりウイスキーをグラスに注ぎ一気に煽る。



9月3日(月)23:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 私小説 | 管理


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